【宮塚コラム】骨ランセミナーって体感しないと理解できないかもです。
先週の日曜日に ストライドラボ那須 で骨ランセミナーを行いました。
自分が『骨ラン』と言う言葉を使い始めて20年ほどになります。
何で骨ランが生まれたかというと、最初はランニングを指導するときに、筋肉だけで説明すると、つじつまが合わないことが出てくるケースがあったからです。
しかし骨で解説するとそういったことも無く「これは良いや」と思いそれ以来、ランニングの説明をするときに骨というキーワードが誕生したのでした。
当時はまだランニングを指導するときに、骨の話しをするコーチは少なかったのですが、気が付けば自分は説明の度に『骨』という言葉を使っていました。
そんな訳で、だたの「ランニングセミナー」というよりも皆さんがイメージしやすいと考え、私の指導は「骨ランセミナー」と呼ぶようにしたのでした。それだけ「骨、骨、骨」と説明していたのです。
そもそも「骨ランとはどんな走りなのだろう?」と思われる方もいるでしょう。
ただ名前は骨ランと言っても特別な走り方ではありません。簡単に言えば、良い走りのランナーは骨ランになっていて、そうでないランナーの走りは骨ランになっていないだけのことなのです。
良い走りのランナーは無駄な力みも無く、リラックスして走れている。それは推進力を生みだすとき以外は余計な力を使ってないからなのです。
具体的には自分の身体を骨に預けて、無駄に筋肉で身体を支えない走り。推進力を生み出すときに、自分の身体を預けた骨の角度に合わせながら、前に押し出して進みます。
ただこれを読んだだけでは、上記はまったくイメージ出来ないと思います。
骨ランセミナーではいろんな動き作りの中で、『自分の身体を骨に預ける』感覚を体感してもらう。そして、最終的にはそれぞれのランナーが自分で骨に乗る感覚、身体を前に押し出す感覚をつかんでもらうしかないからです。
それでもこの骨ランセミナーを経験された方からは、「マラソンの後半に骨ランを思い出したら、思ったより楽に走れました」といった嬉しいコメントをもらうこともあります。
機会があればぜひ体験、体感していただきたいセミナーなのです。