群馬県のトライアスリートに指導してきました。

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3月30日に群馬県トライアスロン協会の招きで、選手育成強化事業のトップコーチ担当として群馬のトライアスリート、ジュニア選手にランニングの指導を行ってきました。

なぜ群馬県のトライアスリートたちを指導することになったのかと言うと、群馬のジュニア育成コーチとして携わっている佐藤謙太郎コーチからの依頼があったからです。

佐藤コーチは日大トライアスロン部出身で、現在高校の教員をしながらトライアスリートの指導を行っています。彼は現役時代にはインカレ出場や日本選手権出場の経歴をもち、選手として活躍していました。
その頃に何度かバイク、ランの指導したことがあって、えらく私の指導に共感してくれたことがあり、今回の選手育成強化事業のトップコーチとして群馬県トライアスロン協会の方に推薦してくれた経緯があったのです。

そもそも何で自分がトライアスロンの指導者の道に進んだのか?
実は私は現役時代、選手を辞めた後にコーチになることを考えていませんでした。

ただトライアスロンのトレーニングを考えることが大好きで、自分自身の身体で心拍数や乳酸値などのデータをとり、練習プログラムを考えて実践していました。そういうこともあって、漠然とトレーニングを研究する立場の人間になりたいと考えていたのです。
しかし現実にはトレーニングの研究だけでご飯を食べていけるわけでもなく、そのトレーニング研究で得たデータを基に、選手の指導を行い始めたのが始まりだったのです。

そんな感じで今も選手に指導することは得意ではなく、いろんな人から「何も教えてくれないコーチ」だと言われています。
ただ、質問さえもらえれば引出しはいくらでもあるので応えることができるのですが、自分から教えるのは得意ではないということです。

今回の役割は直接ジュニアの選手にアドバイスする立場ではありましたが、その後、選手たちを指導するのは群馬県協会のコーチでした。
だから、そのコーチたちとトレーニングの方針を共有することが重要になると考えて、佐藤コーチとも指導の方向性を確認しながらのランニングセミナーとなったのです。

そう言う意味で今回のセミナーは、本来自分がやりたかった仕事のひとつがカタチになった様で充実感がとてもありました。

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