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【宮塚コラム】予定していたトレーニング・プログラムが消化できなかったときの対処法

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「急な用事が入って予定していた練習ができなかった」「週末のバイクライドが雨で乗れなかった」などはオフのトレーニング中、誰でも経験することだと思います。

そんなとき、シーズンに向けて立てたプログラムが狂ってしまうのでは? と不安になる人も多いのではないでしょうか。
そこで、目標とするレースに向けたトレーニング・プログラムを滞らせないための工夫や、修正方法をアドバイスしましょう。

非常に大切になるのが、プログラム作成時の基本的な考えです。まずレース日から逆算し、大まかでよいので練習量を一週間単位で決めていき、各週単位での目標を設定します。
そして、それぞれの一週の中で、曜日ごとに具体的なメニュー(オフも含む)を割り振っていきましょう。

その後、予定どおりプログラムをこなせれば問題ありませんが、なかなか思うようにはいかないものです。そんなとき、たとえば火曜日にどうしても外せない用事が入るという場合ならば、そのメニューを前倒しして月曜日に行う、あるいはオフにしていた曜日に振り替えるなどして調整していきましょう。

また、バイクライド練習の代わりとなるローラー台メニューを事前に作成しておくこともテクニックのひとつ。これにより、仮に雨が降ったとしてもスムースに気持ちを切り替え、集中してバイクトレーニングに取り組みやすくなります。

そうやって、事前に決めておいた一週間のトレーニング量を、できるだけ消化できる工夫を凝らすことが重要なポイントとなります。

ただ、それでも予定していたトレーニング量をこなせない週は出てくるでしょう。
その場合、メニューを次の週に持ち越すという考えもありますが、私はお勧めしていません。

先にも説明しましたがトレーニング・プログラムの理想は、レース日から逆算して、一週間ごとに練習テーマを決めて作成すること。つまり毎週のトレーニング目的は違ってきます。
その上で、到達できなかった週のことは「一週だけの目標が達成できなかった」と潔く諦める。結果、気持ちを切り替えて次週のプログラムに集中しやすくなります。

そうすれば、全体での(シーズンインまでの)練習の効率化が図りやすくなる。
そんなプログラムの組み立てを勧めているのです。
あなたも予定している練習の全体スケジュールを今一度チェックして、週ごとのテーマを設定してみてはいかがでしょうか。

>> 宮塚英也スポーツ研究所のサイト
  https://hidear.net/msl/
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